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角幡唯介、あの人の本棚

みんなと同じ類型的な生き方をすると、結局、類型的な人生にしかならない。他人と同じ顔にはなりたくない

「心おどる あの人の本棚」(3)「角幡唯介(探検家・作家)」(4/15)から。

オリジナリティのある生き方を果たすために色んなアプローチがある。グリーンランドなど極地を探検するのも一つのやり方なのだろう。

氏が今度のグリーンランド探検へ持って行く予定の本。例えば、W・フォークナー「アブサロム、アブサロム!」、池澤夏樹「マシアス・ギリの失脚」、保坂和志「季節の記憶」、片岡義男「日本語の外へ」、筒井康隆「夢の木坂分岐点」、橋川文三「三島由紀夫」、河合隼雄「昔話の深層」、堀淳一「地図と風土」、ニーチェ「権力への意志」、西川一三「秘境西域八年の潜行」など。

その他、番組の中で話題になった、作家や著作。例えば、開高健「夏の闇」、辻邦生「西行花伝」、W・S・モーム「月と六ペンス」、ハイデッガー「存在と時間」、辺見庸、そして、クヌート・ラスムッセンなど。

本棚にある、星野道夫著「旅をする木」がちらっと映った。

角幡唯介子規、逝く、心おどる あの人の本棚(いずれもサイト内)。「心おどる あの人の本棚」(3)角幡唯介(探検家・作家)(NHK-Eテレ、4/15 21:30)

べらぼう(15)

売れる売れないはどうでもいいのよ。こんなもんは遊びなんだから、楽しけりゃそれでね。で、誰とやるのが一番楽しいか、って言われたら、そりゃ、おまえさんなんだよ。

戯作者、道蛇楼麻阿(尾美としのり)が言う。彼にはちょっと下心がある。のだが、このセリフを聞いて、誰をバスに乗せるか、の話を思い返した。何かを始めようとする際、仲間選びこそ重要で、何をするかなんてことは後回しで良い、という事業開発の秘訣。

引用は、NHKの大河ドラマ「べらぼう」第15回「死を呼ぶ手袋」から。

この回、始まってすぐに(55秒あたり)、蔦重(横浜流星)が新たに構えた店に並ぶ本が何冊か映った。題簽が、はっきり読めたのは「娼妃地理記」。著者は道蛇楼麻阿。

この本は、鈴木俊幸教授(中央大学文学部)によると、日本国ならぬ月本国の地理書(のパロディ)。女郎屋を郡に、遊女を名所に、各々見立てた、遊女評判記なのだとか。そういえば、前回だったか前々回だったか、蔦重と麻阿がそんな本のアイデアを出し合う様子が描かれていた。それが具体化された。

著者の道蛇楼麻阿、どうだろう、まあ。人を喰ったようなネーミングだ。この人、色々な名前を持っている。その一つ、朋誠堂喜三二は、干せど気散じ、つまり、懐はさびしいが遊び暮らす、というような意味らしい。狂歌を詠む際には、手柄岡持や、浅黄裏成の号を用いたのだとか。実は、どこかの藩の江戸留守居役、平沢というお侍。

言葉遊びがなかなか気が利いている。「娼妃地理記」も「笙、篳篥」の駄洒落になっていると鈴木教授が話していた。

「娼妃地理記」が出版されたのは安永6年。西暦では1777年。モーツアルトが名作をどんどん書き始める頃。ディベルティメント第15番(K287)はその年の作曲と言われる。

べらぼうフレームワーク十選(いずれもサイト内)。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」(15)死を呼ぶ手袋(NHK総合、4/13 20時)、日曜カルチャー「蔦屋重三郎のまなざし」第2回(NHKラジオ第2、4/13 20時)【出演】中央大学教授…鈴木俊幸、「旭縁起那須野俤」、平沢常富(朋誠堂喜三二、道蛇楼麻阿、1735-1813)

アイロンのある風景

でもな、死に方から逆算する生き方ってのんもある。

画家の三宅(堤真一)が言う。引用は、NHK土曜ドラマ「地震のあとで」第2話「アイロンのある風景」から。

三宅は、今、茨城県の海岸にいる。日時は、2011年3月11日未明。16年前に神戸で被災した彼は、再び、大震災に遭うことになる。

原作者もしくは番組制作側は、何を伝えようとしているのだろうか。

UFOが釧路に降りる(サイト内)。【土曜ドラマ】「地震のあとで」第2話(NHK総合、4/12 22時)【原作】村上春樹,【脚本】大江崇允,【出演】堤真一,鳴海唯,黒崎煌代

管理職のリーダーシップ

内向型、それも一つの個性として尊重される風潮がある

内向的な性格はビジネスには不利とか言われるが、そういう性格の人は、他人の心にも敏感で周囲に配慮できるなど、悪いところばかりではない、そんな話があった。

NHKラジオのマイ!Biz「女性管理職と“現代のリーダーシップ”」(4/8)から。

番組タイトルに、管理職とリーダーの言葉が並ぶ。管理職には、マネージャとリーダー両方の機能が求められるはずで、きっちり区別されて語られるのだろうか、と期待して聴いたけれどそうでもなかった。ごっちゃになっている。

「部下に厳しく言えない」「人の前で語るのが苦手」「判断に時間がかかる」、そういう人が割といるのだとか。厳しく言えないのはまだしも、意思表示や判断がもう一つとなるとこれはリーダーとしては致命的だ。

リーダーの役割人を動かす5つの情報働き方2.0vs4.0フレームワーク十選ビジネス書十選リーダーの条件PDCA の A とは(いずれもサイト内)。マイ!Biz「女性管理職と“現代のリーダーシップ”」片野温(日経クロスウーマン編集長)▽マイあさ!6時台後半(NHKラジオ第一、4/8 6:40-)

亀二題

検校は、亀の化身ってのはどうだい。助けた亀が恩返しに来るんだよ。瀬川は身請けされて龍宮城へ行くのさ。そりゃもう楽しく遊んで。間夫んとこへ帰るのさ。

蔦重(横浜流星)と瀬以(小芝風花)は寝物語で、瀬川花魁の身の上に起こったことを話している。瀬以は、鳥山検校(市原隼人)を悪人に見立てることはできないと言う。

大河ドラマ「べらぼう」(14)「蔦重瀬川夫婦道中」から。この回、心躍るようなタイトルが付いているのだが、それは、ほんのしばらくのこと。瀬以は、涙、涙の手紙を書く。

亀って、水槽の大きさに合わせて大きくなるんですって。小さい水槽に入れてると、小さいまま成長しない

蔵書が成長できるように、計画中の新居では、目一杯、本棚を造るらしい。「心おどる あの人の本棚」第2回から。この回の「あの人」は「池澤春菜(声優・作家)」。

NHKプラスで続けて観た番組、両方に亀の話が登場した。縁起がいいかもしれない。

べらぼう(サイト内)。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」(14)蔦重瀬川夫婦道中(NHK総合、4/6 20時)、心おどる あの人の本棚(2)池澤春菜(NHK-Eテレ、4/8 21:30)

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