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カテゴリー「読み物」の検索結果は以下のとおりです。

Bライフ

  • 2018/09/16 21:54
  • カテゴリー:読み物

特に無理して節約しなくても、月10,000円あれば安泰だ。それに加えて、たとえばコーラが好きな人は財布や気分と相談しながらその都度100円支払えばいい。コーラが好きだからと言って最初から毎月13,000円を食費に計上して生活設計のすべてを考え、必ず毎日コーラが飲めるように自分自身を制御するとなると、コーラに支配されてしまう。

これには笑った。世の多くの人たちはこうやって何かに支配され縛られている。闇雲に金を使って破綻することを思えば、支配される方がましかもしれないが。引用は、高村友也著「Bライフ~10万円で家を建てて生活する」(秀和システム、11年)から(p114)。何人か先約がありようやく順番が回って来た図書館本。

読んでいるときに、なぜか、横井庄一氏の地下壕を思い出していた。記事が出ていたのは確か週刊少年マガジンだったと思う。そこに、グアム島のジャングルに掘った隠れ家の見取り図が出ていたのだ。

最上殿始末

  • 2018/09/16 20:34
  • カテゴリー:読み物

手塚治虫の作品で、強く印象に残っている短編がある。復讐を描く時代物。タイトルは思い出せなかったが、Google がすぐに教えてくれた。「最上殿始末」だ。手塚治虫漫画全集では、265巻「火の山」(講談社、83年)に収載されている。

最寄り図書館の棚にあるこの巻を読んだ。目当ての「最上殿始末」以外に4編ほど入っている。その内、「ペーター・キュルテンの記録」を以前に読んだ覚えがあった。のちに島田荘司著「切り裂きジャック・百年の孤独」を読んだときに、えらく似ている話だなぁと思ったものだ。

さらに、閲覧席に腰を据えて、同全集31-34巻「きりひと讃歌」(講談社、77年)も読んだ。この日はここまで。昔読んだもので再読しようと思うのは、他には例えば、「アドルフに告ぐ」や、「陽だまりの樹」「シュマリ」など。「百物語」は先日読んでしまった。またの機会に所蔵されている作品を読んでみよう。

百物語

  • 2018/09/15 07:41
  • カテゴリー:読み物

最寄りの図書館にマンガ本の棚があることに気付いたのは少し前のこと。手塚治虫が少なからずある。その中の一冊、手塚治虫名作集(3)「百物語」(ホーム社、89年)を読んだ。無性に懐かしい。かつて、中学生の頃、集英社文庫版を持っていた。

眷属のキツネたちに長いあいだあなたを四方八方探させていたわ

このスダマのセリフ(p87)を見てハッとした。これだったのか。と言うのも、去年読んだ、久生十蘭の「生霊」に、狐の眷族云々とあって、この狐と眷族(属)のセットは以前に何かで見た覚えがあるがそれは何だったろうかと思い出せずにいたのだった。胸のつかえが下りたような気分だ。

「百物語」は、ゲーテの長編詩劇「ファウスト」を下敷きにしていると言われる。主人公の不破臼人(ふわうすと)、これはファウストだ。メフィストフェレス役のかわいい悪魔スダマも、何か言葉遊びだろうかと考えたものだが思い当たらなかった。あらためて辞書を引いてみると、すだまは、人面鬼身の怪物や霊のことを意味する言葉のようだ。

1263夜『やちまた』

  • 2018/09/10 21:54
  • カテゴリー:読み物

ぼくは参った。こんな驚くべきものが書かれていたとは、なんということだろうと感服せざるをえなかった。しかもそれを、たんに『やちまた』などと名付けて(こんなわかりくいタイトルにして)、平気でいるのにも打ちのめされた。

1263夜『やちまた』足立巻一|松岡正剛の千夜千冊(2008年09月25日)から。この書評サイトが足立巻一を採り上げていることを見落としていた。

松岡氏が書いているのを見て、また読みたくなった。評伝三部作をまとめて読もうと思う。「虹滅記」は常に身近に置いている。「やちまた」(上・下)と「夕暮れに苺を植えて」は、引っ越しに際し処分してしまったけれど、最寄り市立図書館が蔵書していることは確認済み。予約を入れておこう。

本土の人間は知らない

  • 2018/09/05 06:58
  • カテゴリー:読み物

北朝鮮が暴発して核攻撃の可能性が生じたとき、両政府間の信頼関係が損なわれていれば、アメリカは「核の傘」を提供できなくなりますが、それでもいいのですか(=北朝鮮の核をぶちこまれたいのか)

日本の首相が安全保障面でアメリカと距離をおこうとすると、こんな究極の脅し文句をアメリカから突き付けられる、と、「細川首相はなぜやめたのか」(p236)や「鳩山首相はなぜやめたのか」(p106)などの節で、推論を展開している。矢部宏治著「本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること-沖縄・米軍基地観光ガイド」(書籍情報社、11年)から。

本のタイトルの通り本当に知らないことばかりで唖然とした。自分があまりにも知らなかったことを恥ずかしくも思う。この本は、教室の M さんが貸して下さった。特に何も言わずにこれ読んでみたらと、お気楽な沖縄移住者に貸して下さったのだ。

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