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カテゴリー「読み物」の検索結果は以下のとおりです。

伊能忠敬を歩いた

  • 2018/06/03 08:02
  • カテゴリー:読み物

50歳過ぎの後半生に、測量家、地理学者として名を成した伊能忠敬。彼は、どのような前半生を送ったのだろうか。まずは結婚前、

修身の教科書で忠敬が取り上げられた際に、後半生の成功を強調するために前半生の苦労を増幅して伝えたのではないか(略)。普通のこども以上の教育、すなわち読み、書き、ソロバンを習得できたことははっきりしている

地方の名家で生まれ、育ち、高い水準の教育を受けたようだ。引用は、佐藤嘉尚著「伊能忠敬を歩いた」(新潮文庫、01年)から(p88)。

首里城への坂道

  • 2018/06/02 22:20
  • カテゴリー:読み物

首里に十字路や見通せるような真っ直ぐな道がないのは、「魔物」を通りぬけさせないためだ

と、古老の言葉を紹介している。与那原恵著「首里城への坂道 - 鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像」(筑摩書房、13年)から(p5)。古都首里に限ったことではなく、那覇でそのような小路は、例えば、旧崇元寺の丘側エリアや、壺屋から牧志にかけて、などにも残っている。

副題が、この本の中身をよく表している。琉球文化のフィールドワーカー、鎌倉芳太郎、「彼以上に、琉球と対話し、観察し、記録した人間はいない。沖縄本島各地、宮古・八重山・奄美の島々をくまなく歩き、琉球のすべてをとらえようとした彼がテーマとしたのは、芸術、文化、歴史、民俗、宗教、言語など、幅広いことも、ほかに例をみない。」

見知らぬ海へ

  • 2018/05/29 06:59
  • カテゴリー:読み物

敵より見方がこわいという場合は、よくあることだ

隆慶一郎著「見知らぬ海へ」(講談社文庫、94年)から(p170)。読んでしまってから知ったのだが、この話は未完だ。キリが良いのでそんなに不満はない。著者の本を手にするのはこれが初めてのこと。別のものを読んでみようと思う。

書評欄から

  • 2018/05/29 06:05
  • カテゴリー:読み物

帰省した際に、新聞の書評欄を読んだ。5/20(日)付けの神戸新聞。図書館にあれば読んでみようとメモしたのは四冊。最寄り図書館が所蔵しているのは、、今のところ、一番上の佐藤著のみ。

  • 十五の夏、佐藤優、幻冬舎
  • 未完の巡礼、神長幹雄、山と渓谷社
  • アメリカ超能力研究の真実、アニー・ジェイコブセン、太田出版
  • 新しきイヴの受難、アンジェラ・カーター、国書刊行会

日本のすがた

  • 2018/05/28 09:03
  • カテゴリー:読み物

加工貿易に関連して、その1

近代沖縄の織物産業では、織るための原材料を遠く離れた地域から調達した事例がある。生糸を岐阜などから、苧麻を今帰仁や台湾などから。という話を先週聞いた(→ 琉球・沖縄の技術史)。これはもしかすると、産業構造が、材料立地から加工貿易へと切り替わる過程を示しているのでは、と思った。

加工貿易について少し調べてみた。最寄り図書館のサイトで、「加工貿易」で簡易検索すると「みつかりません」と出る。貿易に、もう一つ言葉を掛け合わせてみた。加工や、大正、明治、繊維など。検索結果の内から四冊を借りて来た。

戦前の日本の代表的な産業で、特に生糸や綿織物は輸出品の中心でした。

まずはこういう基本を再確認しておこう。当時の日本は、生糸を売って軍艦を買った。引用は、「日本のすがた~表とグラフでみる社会科資料集」(矢野恒太記念会、17年)、繊維工業の説明から(p112)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/加工貿易

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