沖縄・久米島から日本国家を読み解く
- 2018/07/19 12:47
- カテゴリー:読み物
東京の中央政府に沖縄が従属しているということが、沖縄の人々の皮膚感覚には常に違和感がある。久米島の人々は、沖縄本島との関係で、このような違和感をもっていたのだと推定される。
佐藤優著「沖縄・久米島から日本国家を読み解く」(小学館、09年)から(p179)。最寄り図書館の郷土コーナーに並んでいるのが目に留まり借りて来た。著者の「母は沖縄県島尻郡久米島町の出身」なのだとか。
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東京の中央政府に沖縄が従属しているということが、沖縄の人々の皮膚感覚には常に違和感がある。久米島の人々は、沖縄本島との関係で、このような違和感をもっていたのだと推定される。
佐藤優著「沖縄・久米島から日本国家を読み解く」(小学館、09年)から(p179)。最寄り図書館の郷土コーナーに並んでいるのが目に留まり借りて来た。著者の「母は沖縄県島尻郡久米島町の出身」なのだとか。
教会の腐敗に対し、「免罪符を買うと罪が軽減されるという教えなど、聖書のどこにも書かれていない」(聖書第一主義)「人が罪を許されて天国に召されるかどうかは、善行(教会への寄進や免罪符購入)によってではなく、神に対する個々人の信仰によって決まるのだ」(信仰第一主義)と抗議した
そう抗議 protest する教徒らがプロテスタントと呼ばれるようになった。林景一著「アイルランドを知れば日本がわかる」(角川グループパブリッシング、09年)から(p52)。かつての同僚から届いたメールにあったので読んでみた。アイルランドのことがわかる好著。製薬業界に身を置くと同国のことは頻繁に耳にする。もう少し知っていても良いように思った。
ガールフレンドや友だちと森で週末を過ごす自分を想像してみた-そんなごく普通の日常から、自分はずいぶんと遠く離れてしまった気がする。
様々な作戦を遂行する工作員や指揮官、彼らの心情や葛藤をも描く、骨太のノンフィクション、ニール・バスコム著、西川美樹訳「ヒトラーの原爆開発を阻止せよ!-冬の要塞ヴェモルク重水工場破壊工作」(亜紀書房、17年)から(p305)。
最寄り図書館の新着本棚にあったのを借りて来た。後に web で検索していて、HONZ が採り上げていることを知った。『ヒトラーの原爆開発を阻止せよ!-冬の要塞ヴェモルク重水工場破壊工作』戦記物では収まらない大作!!
工作の舞台となる高原(Hardanger)は、作曲家グリーグゆかりの地だ。訳文でのカナ表記が少し異なっているような気もするが、おそらく間違いないだろう。
https://en.wikipedia.org/wiki/Vemork
https://en.wikipedia.org/wiki/Neal_Bascomb
ベッテルハイムの始めた種痘は、仲地紀仁という琉球人医者の援助がなければ決して成功しなかったであろう。仲地(1789-1859)は中国と薩摩で医学を学び、ベッテルハイムの来琉するまでの学問的業績によって著名であった。
この琉球人医者の名は、先日聴講した文化講座「近世琉球の医療技術―東アジアの中で―」の資料に登場していた。薩摩へ留学(医道稽古)した医師たちのリストに、1818-19年、泊村の松氏三世紀仁とある。中国姓になっているが、この人物だ。薩摩藩の側医師である宅間瑞庵らに学んでいる。
引用は、照屋善彦著「英宣教医ベッテルハイム - 琉球伝道の九年間」(人文書院、04年)から(p238)。この原著は半世紀前に英文で執筆された、Y. Teruya, Bernard J. Bettelheim and Okinawa: A Study of the First Protestant Missionary to the Island Kingdom, 1846-1854., 1969
グローバル化の推進派も批判派も、市場原理を過大評価しすぎているのでないか(略)運命を左右しているのは市場競争というよりはむしろ、政治であり、歴史であり、競争を避けるための創意工夫である。
ピエトラ・リボリ著「あなたのTシャツはどこから来たのか? - 誰も書かなかったグローバリゼーションの真実」(東洋経済新報社、07年)から(序文xv)。この著者は、そもそも市場原理主義者で経済グローバル化推進派ようなのだが。原題、The Travels of a T-Shirt in the Global Economy
# 繊維産業、原料立地、加工貿易、比較優位