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カテゴリー「読み物」の検索結果は以下のとおりです。

潜入捜査

  • 2022/05/11 06:21
  • カテゴリー:読み物

贅沢は心にコレステロールをつける。

六本木で飲む。アメックスのカードで払う。経費で落とす。今野敏著「潜入捜査」(実業之日本社文庫、2011年)から(p71)。初刊時のタイトル「聖王獣拳伝」(1991年)、のちに改題(2008年)。

環境を汚染する物質がいくつか紹介されている。トリクロロエチレン、PCB、PCDF、そしてダイオキシン(p217-19)。

本作はシリーズ化されているようだ。次作を借りて来よう。先週読んだ任俠シリーズも。

今野敏(サイト内)

最高のパフォーマンス

  • 2022/05/09 06:31
  • カテゴリー:読み物

最高の体調とブレない価値観が、自分の人生をより豊かにする

老境に達した大人君子の言葉と思いきや、著者は現役の大学生なのだとか。最寄り図書館の新着本棚に並んでいるのを借りて来た、サムの本解説ch著、「日本人」が「仕事」で最高のパフォーマンスを発揮する方法(KADOKAWA、2021年)から(p5)。

副題というかタイトルの修飾語に、世界のベストセラー41冊から僕が導き出した、とあるように、「書籍を読んでわかったこと」をまとめている。それを、若い頃から実践すれば、人生が豊かになるんじゃなかろうか、ということだ。もちろん、そんな簡単には行かないだろうけれど、心掛けてみる価値はある。

その41冊はどれも読んだことはない。いや、アラン・ビーズら著「話を聞かない男、地図が読めない女」(p126)は誰かに借りて読んだような気がする。それと、ロバート・チャルディーニ著「影響力の武器」(p150)が、今、読みたい本リストに入っている。その内に読んでみよう。

リスキリング(サイト内)。黒田悠介著「ライフピボット」

[ 朝刊休刊日 ]

任俠書房

  • 2022/05/06 06:17
  • カテゴリー:読み物

博打なんだよ、商売なんて。みんなそれを忘れてるんだ。

仕事も博打、人生も博打。今野敏著「任俠書房」(中公文庫、2015年)から(p102)。任俠シリーズ第1作。初刊時のタイトルは「とせい」(2004年)。それが後に改題された。

業績悪化の際に削られる出費、3K、「広告費、交通費、交際費」(p93)。前に働いていた会社では、4Kとも言われていた。研究開発、会議会合、広告宣伝、そして福利厚生。

今野敏(サイト内)。任侠シリーズ特設ページ|中央公論新社

けものみち

  • 2022/05/04 06:01
  • カテゴリー:読み物

ものになりそうなものと、そうでもないものとは、なんとなくカンでわかる。あたかも水面に垂れた糸の先に十分な手ごたえが来そうな、あの釣り人の心理にも似て

松本清張全集15「けものみち」(文藝春秋、1972年)から(p263)。初出1962年。

TVドラマ(NHK、1982年)の再放送を少し目にしたのがきっかけで原作を読んでみようと思った。そのドラマには「おしん」の姑に扮した高森和子さんがちらっと出ていた。「おしん」は1983年なのでこのドラマの翌年だ。

松本清張(サイト内)。土曜ドラマ「松本清張シリーズ けものみち」(1)~(3)、デジタルリマスター版(NHK総合、4/9 0:25-3:55)、初回放送1982年1月、【脚本】ジェームス三木【出演】名取裕子、山崎努、伊東四朗、加賀まりこ、西村晃、永井智雄ほか

かけおちる

  • 2022/05/02 06:12
  • カテゴリー:読み物

自分はなにも見えていない。己の目で見ている気になっているが、実は見ているつもりで終わっているのだ。あるいは見たいものだけを見て、見たくないものには目を向けようとしない。

小藩の執政、阿部重秀は、60歳を前にして、そのことに気付く。家族が一度ならず出奔した、その本当の理由を今知ろうとしている。引用は、青山文平著「かけおちる」(文春文庫、2015年)から(p235)

重秀の娘婿、長英は留守居役助(すけ)として江戸に詰めている。仕事は「興産掛」。現代風に言うと事業開発担当になるだろうか。建議(テーマ提案)の材料をぽつぽつ国元へ送るのだが、どれ一つ陽の目を見ることはない。「力足らずが骨身に沁みる」。他人事とは思えない。身につまされる。

事業の開発には時間がかかる。成功した時に提案者の自分がそこにいるとは限らない。あなたのテーマが事業化されました、と転職先で連絡を受けたこともあった。長英の場合も、そこにいなかった。提案したサケ事業が上手く行き始めていることを知らずに命を絶ってしまうのだ。墓前で誰かが報告するのを、あの世で聞くのだろうか。

文庫100冊(サイト内)

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