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カテゴリー「読み物」の検索結果は以下のとおりです。

鷲は舞い降りた

  • 2020/01/07 21:08
  • カテゴリー:読み物

この世は、万能の神様が、頭がどうかしているときに思いついた下手な冗談事にすぎないんだ。わたしはいつも、神様はその朝、たぶん二日酔いだったのだろう、と考えている。

ジャック・ヒギンズ著「鷲は舞い降りた」(早川書房、92年、完全版)から(p86)。二段組、全358頁。じっくりじっくり進む話にぐいぐいと引き込まれる。鷲はなかなか舞い降りない。それが実行され、連絡がベルリンに届くのは250頁のこと。

# ケントシン(ラステンブルク、旧ドイツ領東プロイセン)

ロスジェネの逆襲

  • 2020/01/04 06:57
  • カテゴリー:読み物

(世の中)いつもフェアなわけじゃないかも知れない。そこにフェアを求めるのは間違っているかも知れない。だけど、たまには努力が報われる。だから、あきらめちゃいけない

池井戸潤著「ロスジェネの逆襲」(ダイヤモンド社、12年)から(p359)。半沢直樹第3巻のこの本を読んだこの日(1/3)、折も折、半沢直樹Ⅱエピソードゼロが番組表にあった。4月から始まる続編の前日譚なのだとか。新シリーズの語りに再び山根基世アナウンサーご登場だろうか。

# 仕事の質は人生の質に直結(p316)、若い頃であれば泉のごとく溢れ出したアイデア(p252)、自分を必要とされる場所で活躍(p251)、ひとつの業態で5年10年生き残る難しさ(p177)、目に見える人間との戦い(p159)。半沢直樹Ⅱエピソードゼロ狙われた半沢直樹のパスワード|TBS

オレたち花のバブル組

  • 2019/12/24 06:44
  • カテゴリー:読み物

由々しき事態が発覚したので、それが公になる前にメーンバンクである御行のお耳に入れておきたい

相手が銀行の場合、御社の代わりに御行と言う。あれはいつのことだったろうか、随分昔のある日、経理部門の同僚が電話しているところに出くわした。オンコーがどうのこうのと電話口で言っている。初めて聞く表現だ。電話を終えた同僚にその言葉の意味を教えてもらった。ちなみに社員は行員という、工場の作業員(=工員)みたいだろ、と彼は付け加えた。にいと笑う彼の顔が忘れられない。引用は、池井戸潤著「オレたち花のバブル組」(文春文庫、10年)から(p8)。由々しき事態で物語の幕が開く。半沢直樹シリーズその2。

# 合併企業の悲哀(p35)、PMI、「戦略は細部に宿る」

東野圭吾の本十冊

  • 2019/12/22 06:01
  • カテゴリー:読み物

今月のシリーズ十選は東野圭吾氏の著作。90年代に「放課後」など2、3冊を読みはしたけれど、その後はフォローしていなかった。ここ一年、加賀恭一郎シリーズを皮切りにそこそこの冊数を読んで来た。それらの中から10冊を選んでみよう。発行年順。

  • 仮面山荘殺人事件(90年)
  • 秘密(98年)
  • 白夜行(99年)
  • 容疑者Xの献身(05年)*
  • 赤い指(06年)*
  • 夜明けの街で(07年)
  • 流星の絆(08年)
  • パラドックス13(09年)
  • ナミヤ雑貨店の奇蹟(12年)
  • 虚ろな十字架(14年)

加賀恭一郎、ガリレオ両シリーズからは、あえて一冊ずつしか採らなかった(*印)。前者の「新参者」や「麒麟の翼」「祈りの幕が下りる時」、そして、後者の長編諸作、「聖女の救済」や、「真夏の方程式」「沈黙のパレード」、いずれ劣らず読み応えある。シリーズから複数作を採るなら、この両シリーズで十選がほぼ埋まるかもしれない。

十選東野圭吾(いずれもサイト内検索)

オレたちバブル入行組

  • 2019/12/18 06:28
  • カテゴリー:読み物

会社というのは結局人の集まりなので、社員の様子を見れば、その会社がどんな会社なのか、おおよその想像がつく。

第一章でそんな話が出ている。お金を借りる側の中小企業のことを言っているのだけれど、貸す側の銀行とて、会社である以上、例外ではない。読み進むにつれ、行員たちの悪辣さ非情さの様子から、銀行の正体が透けて見えるかのようだ。フィクションとは思わせない本物っぽさが漂っている。引用は、池井戸潤著「オレたちバブル入行組」(文春文庫、07年)から(p30)。半沢直樹シリーズ既刊の4巻まで図書館で借りて来た。

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