ミレニアム5(下)
- 2022/11/11 06:25
- カテゴリー:読み物
時が経ち、日々は日常と化した。人生はいつだってそういうものだ。
ダヴィド・ラーゲルクランツ著「ミレニアム5-復讐の炎を吐く女」ヘレンハルメ美穂・久山葉子訳(早川書房、2017年)下巻から(p266)。
# 「ミレニアム」(サイト内)。ジャンゴ・ラインハルト「ヌアージョ」(p21)
[ 下駄の日 ]
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時が経ち、日々は日常と化した。人生はいつだってそういうものだ。
ダヴィド・ラーゲルクランツ著「ミレニアム5-復讐の炎を吐く女」ヘレンハルメ美穂・久山葉子訳(早川書房、2017年)下巻から(p266)。
# 「ミレニアム」(サイト内)。ジャンゴ・ラインハルト「ヌアージョ」(p21)
[ 下駄の日 ]
真実というは往々にして思いもよらない、筋が通らないようにすら見えるもの。われわれ人間は、いつも百パーセント理にかなったことをするわけではないから。その一方で、嘘というのはたいてい、とくに下手な嘘の場合、不自然なまでに整合性があって、単純で、型にはまっている
ダヴィド・ラーゲルクランツ著「ミレニアム5-復讐の炎を吐く女」ヘレンハルメ美穂・久山葉子訳(早川書房、2017年)上巻から(p241)。
# 「ミレニアム」(サイト内)。悪人は聖人を演じるのにも長けている(p62)
本来の保守はリベラルという価値観を共有します。ここで言うリベラルとは左翼思想のことではありません。多様な価値に対する「寛容」と思想信条に対する「自由」です。
中島岳志著「保守と大東亜戦争」(集英社新書、2018年)から(p264)。
「漸進的な改革を志向する保守」にとって、大東亜戦争の悲劇に導いたファッショ的革新勢力も、戦後の民主主義や左翼思想も、同じように嫌悪の対象だった。どちらも行き過ぎた改造や統制により、引用に言う「寛容」も「自由」も限定的だったからだ。
# 中島岳志(サイト内)。福田恆存(ふくだつねあり、1912-1994)
ほとんどの人間がスマートフォンやiPadの操作に夢中だ。誰もが画面に目を落とし、その上を指でなぞり、情報を検索したり、気晴らしをしたり、知人に連絡したり、恋人と愛を確かめ合ったりしている。
ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q-自撮りする女たち」吉田奈保子訳(早川書房、2018年)から(p170)。シリーズ第7作。原題は"Selfies"
山手線の内回りに乗ったある日のこと。その時間帯、車両は空いていて、ちょうど座席が埋まるほどの客が乗っていた。右側に座っている人はLINE、左は落下型のゲーム。さらに車内をぐるっと見渡すと、皆さんスマホを手にしている。スマホを触っていない乗客はわずか二人。一人は、マンガ雑誌を熱心に読むサラリーマン風。もう一人は、周りの客をじろじろと観察する私だった。
さて、この「自撮りする女たち」、あれやこれやと事件が勃発し、そこへローセの件が絡んで来る。ドキドキハラハラはシリーズの中でも上位にあるだろう。次は第8作。日本語版の既刊は今のところそこまでなので、慌てて読まずに取っておこう。
# 特捜部Q(サイト内)。「ラブ・アクチュアリー」(p524)
優秀でありたい、意欲的でありたい、上司に認めてもらいたいという思いは、もちろん、一概に良いこととは言えない。そういう人間は、職場の文化が不健全だと、それに引きずられて同じように不健全になってしまうことがある。
多くの組織が抱える問題の一つ。それも、かなり深刻な部類の。引用は、ダヴィド・ラーゲルクランツ著「ミレニアム4-蜘蛛の巣を払う女」ヘレンハルメ美穂・羽根由訳(早川書房、2015年)下巻から(p74)。
卵からかえったヒナは最初に見た動く物を親鳥だと思う。それと同じように、学校を卒業して最初に就職した先で見聞きすることが、その後の会社生活に大きく影響する。良いこともあるし、悪いこともある。
さて、次の第5作(上下)は県立図書館に予約を入れた。あちらにしか蔵書されていない本を何冊か借りるつもりをしているので、それと併せて。最寄り市立図書館のオンライン・システムは、依然、復旧の目途は立っていない模様。
# 「ミレニアム」、那覇市立図書館の障害(いずれもサイト内)。「ラブ・アクチュアリー」(p332)、ニーチェ(p176、Nietzsche)。那覇市立図書館の貸出し試行について(那覇市生涯学習部中央図書館、10/25)