エントリー

カテゴリー「読み物」の検索結果は以下のとおりです。

スピーカー・ケーブル

  • 2023/09/14 06:19
  • カテゴリー:読み物

1000円の時計でも1000万円の時計でも時刻は同じように表示するのです。

長岡鉄男著「世界でただひとつ自分だけの手作りスピーカーをつくる-7000円から楽しめる不思議で奥深い魅力」(講談社、2004年、新装版)から(p305)。

スピーカー・ケーブルには高価なものもあるけれど、音はそんなには違わない。1本数百円のケーブルで十分。著者は「1m300円の電力線」を使うと書いている。引用の時計はそのたとえ話。

電子パーツ調達、23年9月(サイト内)。ブループラネット・ハンギングウォッチ(ダイソー、#4654)

思ひ出を反芻する

  • 2023/09/12 05:54
  • カテゴリー:読み物

私もどうやら思ひ出を反芻する老いぼれになったらしい

週末に、ハイ・ファイ・セットが歌う「卒業写真」と「最後の春休み」、2曲を聴く機会があった。何十年も前のあれやこれやが頭の中をよぎり、「思ひ出を反芻する老いぼれ」の気分になった。

引用したのは、種田山頭火の著作にある言葉らしい。秋庭道博著「ことばの切れ味」(東洋経済新報社、1992年)でそのことを知った(p126)。

ことばの切れ味(サイト内)。種田山頭火「遍路の正月」|青空文庫

直木賞をとれなかった名作

  • 2023/08/29 05:56
  • カテゴリー:読み物

もちろん、「芥川・直木賞をとれなかった名作」みたいな本を書くより、自分が受賞したほうがずっといいに決まっている。

著者は、二度芥川賞候補になってとれなかった。もう諦めて直木賞を目指すと宣言していた頃には曲亭馬琴の伝記小説を書いたりしたのだが賞とは縁がなかった。それで、本書の著作を企画したらしい。

小谷野敦著「直木賞をとれなかった名作たち」(筑摩書房、2023年)から(p20)。最寄り図書館の新着コーナーにあったのを借りた。

受賞できない「悔しさ」や、選考委員に対する「恨み」を、こういう形で晴らすのだろうか。芥川賞の方は、佐伯一麦著「芥川賞を取らなかった名作たち」がある。

直木賞(サイト内)。筒井康隆著「大いなる助走」

魔法の読書法

  • 2023/08/26 06:05
  • カテゴリー:読み物

読書や実践で得られた知恵や経験を記録する。その記録を定期的に見直す。そのメモを組み合わせ、独自の知恵や発想を生み出す。人に伝えていくことを今から準備しておく。

読書の投資対効果を最大化するために、とメンターが教えてくれたとか。望月俊孝著「1%の人だけが知っている魔法の読書法」(イースト・プレス、2022年)から(p233)。最寄り図書館の新着コーナーにあるのを借りて来た。

本、ここでは特にビジネス書の類だろう、は、単に読むだけでなく、人生やビジネスに活かすことを前提とし、飽くまでも目的意識を持って読書せよ、と著者は言う。

タイトルがタイトルだし、内容にも胡散臭さが漂っている。そう言いながらも、さらにもう一か所引用しておこう。「タイトル、目次、表紙、裏表紙、帯、まえがき、太字などの情報から、この本から今の自分が手に入れたい3つの情報を質問の形にメモする」(p207)。

プリズン・ブック・クラブ読書の効用(いずれもサイト内)

水-本の小説

  • 2023/08/19 05:51
  • カテゴリー:読み物

表現者というのは、将棋を指す者が詰めへの手筋を定めるように、書いて行くものです。

芥川が、以前「蜘蛛」と書いたのを同音の「雲」に書き換えた。これは記憶の変質なのだろうか。「時を経てわざわざそう書いている」「いかにもこの作者らしい、巧妙な手さばきでしょう」。

引用は、北村薫著「水-本の小説」(新潮社、2022年)に所収の「湯」から(p110)。

「下根の衆生と生まれたからは、やはり辛抱専一に苦労する外はあるまいと思ふ」、芥川龍之介著、随筆「器量」から。(p137)

「ゴルフに、小唄に、碁の相手」、青島幸男作詞、植木等歌「無責任一代男」から。当時サラリーマンの必修科目「三ゴ」。(p177)

北村薫(サイト内)

ユーティリティ

« 2025年10月 »

- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

systemd-resolved、E200HA
2025/10/28 06:39
母の待つ里
2025/10/27 06:46
高市新政権発足
2025/10/26 06:30
夭折の画家 石田徹也
2025/10/25 07:10
四つの伝説、N響#2044
2025/10/24 06:01
「私と八木一夫」
2025/10/23 06:55
再びArch Linux、E200HA
2025/10/22 06:21
政局の行方、25年10月
2025/10/21 05:17
わたしの自叙伝、新藤兼人
2025/10/20 06:40
社説が見た石破首相所感
2025/10/19 07:16

過去ログ

Feed