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カテゴリー「読み物」の検索結果は以下のとおりです。

ケメックスの取手

  • 2020/01/14 21:44
  • カテゴリー:読み物

これを『ジョンとメリー』というダスティン・ホフマンとミア・ファーロー主演の映画で初めて知った。

それ以来「憧れ」だったケメックス製コーヒーメーカーを、著者は、ようやく手に入れる。ただし、木製の取手部分が気に入らない。それを取り外して、採寸の上、手持ちの桜材で作り替えてしまう。三谷龍二著「木の匙」(新潮社、05年)から(p37-39)。写真は随分離れたページに出ている(p17)。

確か、大学の1年のときだったと思う。大学の構内にあった古書店でその映画の原作を買って読んだ。文庫本だった。そのしばらく後に、名画座のようなところで上映されているのを観に行った覚えがある。

Six Cup Classic CHEMEX

あの人この人

  • 2020/01/13 07:18
  • カテゴリー:読み物

暑い日で車のゆく道が白く光っていた。白日という言葉がしきりに去来する。しかし、追悼の句はできなかった。

著者は寺山の弔いへ急ぐ。戸板康二著「あの人この人-昭和人物誌」(文藝春秋、93年)に収載の「寺山修司の国訛」から(p197)。著者の名は知っている。直木賞作家だ。著作を読むのは初めてのように思うけれど、記憶があやふやだ。PCの中を検索してすぐに判った。かつてラジオで朗読を聴いたことがあったのだ。13年7月放送のNHKラジオ文芸館、戸板康二著「グリーン車の子供」、読み手は小野卓司アナウンサー。歌舞伎役者が謎を解くお話。

八月の六日間(サイト内)、戸板康二(1915-1993)- Wikipedia

誰かをさがすために

  • 2020/01/12 19:43
  • カテゴリー:読み物

まだ逢つたこともない人なんですが
その人にもしかしたら
けふ会えるかと尋ねて歩いてゐるのです。

室生犀星の「誰かをさがすために」から。不思議な気分にさせる詩だ。その誰かはずっと心のどこかに住んでいる、その人に巡り逢うことはきっとない。北村薫著「八月の六日間」に犀星の「昨日いらしつて下さい」のことが出ていた。山小屋に置いてあったその詩集を主人公が手にするのだ。おれも読んでみようと最寄り図書館へ出かけて、日本の詩歌15巻「室生犀星」(中央公論社、68年)を借りて来た。詩集「昨日~」全106篇の中から11篇が収録されている。この「誰かを~」もその一つ(p391)。機会があれば抜粋ではなく全篇読もうと思う。

ふるさとは遠きにありて思ふもの、と始まるあの有名な詩は、犀星作だったんだな。今回借りて来た本に出ているのを見てあらためて認識した(p14)。この詩はかつて国語の授業で習った、中学でだったかな。「異土の乞食(かたゐ)となるとても」というフレーズが恐ろしい呪文のようで今でも耳に残っている。教師が我々生徒に問うた、作者がこの詩を詠んだのは、生まれ故郷、それとも東京、さあどっち。確かに、それが判っていないとこの詩の味わいはだいぶ異なる。

八月の六日間(サイト内)

銀翼のイカロス

  • 2020/01/10 14:39
  • カテゴリー:読み物

旧Tと旧Sという頭文字でお互いを揶揄し、批判し合う土壌が生まれ、旧出身行の勢力を増長させようという見当違いな行動のために、どれほど無駄な労力が注がれてきたのか

合併企業はなかなか一枚板になれない。おれも身をもって体験した、転職して行った先が合併企業だったのだ。旧Yと旧M、陰ではやはり頭文字でなじり合っていた。引用は、池井戸潤著「銀翼のイカロス」(ダイヤモンド社、14年)から(p356)。この本は、半沢直樹シリーズ第4弾。

JAL再生タスクフォース - Wikipedia。従容、騒擾

戦後政治史

  • 2020/01/08 07:04
  • カテゴリー:読み物

自らを誹謗した細川に「総理の椅子」を提供するという思い切った手段に出た

主語は新生党小沢一郎氏。細川護熙氏率いる日本新党がキャスティング・ボートを握っていると的確に見抜いていた。38年間続いた自民党の時代が終わり、大いに期待された非自民の政権だったが、細川首相が突然辞任してしまう。本書には、東京佐川急便からの一億円借金など金銭疑惑のためとある。在任8カ月だった。石川真澄ら著「戦後政治史」(岩波新書、10年、第3版)から(p180)。

安倍政権は、なぜ続くのか(サイト内)

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