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カテゴリー「読み物」の検索結果は以下のとおりです。

生き抜くための数学

  • 2019/06/25 21:34
  • カテゴリー:読み物

46×2.35 だいたいいくつくらいになりそうか、わかりますか(略)。式を見たらあせって筆算にとりかかる前に、「だいたいいくつくらいになるかな」と見積もる習慣をつけましょう。

そうすれば小数点の打ち間違いを防げる。これは、学校では誰も教えてくれなかったように思う。新井紀子著「生き抜くための数学入門」(理論社、07年)から(p157)。先日、日本経済新聞(6/21朝刊)の春秋欄で紹介されていたこの本を図書館で借りて読んでみた。中学生(以上)が対象のようだけれど、正直、読み通すのは容易ではなかった。生き抜けないかもしれない(笑)。

日本会議の正体

  • 2019/06/20 06:41
  • カテゴリー:読み物

日本会議が安倍政権を牛耳っているとか支配しているというよりはむしろ、両者が共鳴し、共振しつつ「戦後体制の打破」という共通目標へと突き進み、結果として日本会議の存在が巨大化したように見えている

青木理著「日本会議の正体」(平凡社新書、16年)から(p238)。首相には深い政治思想はなく、原理的なことは会議の方がきちんと主張している、という見方もあるらしい。著者は「悪性ウィルスに蝕まれてしまった」と書いている(p246)。国が死に至るような事態にならなければ良いのだが。桑原桑原。

言い寄る

  • 2019/06/12 23:07
  • カテゴリー:読み物

大阪弁というのは元来が、円転滑脱で、親しみやすく、へりくだったいい方で、聞く方の耳をやさしく愛撫してさからわぬものである。ところが、

田辺聖子著「言い寄る」(講談社文庫、2010年、初出1973年)から(p24)。関西弁で語られる小説二冊を図書館で借りた。西加奈子著「円卓」はかなり面白かったが、この「言い寄る」はちょっと微妙な感じ。他にも探してみよう。

羊たちの沈黙

  • 2019/06/11 06:55
  • カテゴリー:読み物

人は年をとるにつれて懸命になるかどうか、私には判らないが、ひどい目に遭うことはある程度避けることは覚える。

トマス・ハリス著「羊たちの沈黙」(新潮文庫、89年)から(p186)。原作を初めて読んだ。映画では、レクターが言う "yourself" が、捜査の手がかりになる。その言葉に違う意味があることに主人公クラリスが気付くのだ。この場面がどのように書かれているのか知りたくて原作を読んだのだけれど、ない、どうやら映画での演出だったようだ。

# 窓のない部屋や、病院の廊下、粗末なソファで、「ごく短時間のうちに、人は自分の出方を決め、運命と対決して怯えている時にきちっとやれるよう、頭に叩き込んでおく。」(p226)。

安倍三代

  • 2019/06/10 06:30
  • カテゴリー:読み物

子犬が狼の子と群れているうち、まるで狼のようになってしまった

青木理著「安倍三代」(朝日新聞出版、17年)から(p266)。政界に入った普通の人が周りに染まって右傾化していく、さもありなんと思う。しかし、その普通だった人が、宰相にまで登り詰め、かくも長きに渡って政権の座にある。子犬と評されたイメージとはだいぶギャップがある。ギャップを乗り越えるパワーをいかにして得るに至ったのか、それは、この本を読んでも判らなかった。

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