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カテゴリー「読み物」の検索結果は以下のとおりです。

村上春樹を読みつくす

  • 2018/08/25 07:24
  • カテゴリー:読み物

都会風なしゃれた小説家とだけ村上のことを考えている人には、戦争について熱心に語る、その言葉は意外に聞こえるかもしれない。だが村上春樹は戦争忌避のことを書き続けてきた作家なのである。

小山鉄郎著「村上春樹を読みつくす」(講談社現代新書、10年)から(p69)。意外だと思ったことを、もう一か所、引用しておこう。「海が抹殺されたことへの憤りは、村上文学の出発点だし、村上作品を貫くものだ」(p90)。

おれは、村上春樹の熱心な読者ではないけれど、「海辺のカフカ」の頃まではだいたい読んでいて好きな作品もある。「国境の南、太陽の西」(92年)だ、今もその本は本棚にある。次点は、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(85年)。

個人投資家という生き方

  • 2018/08/09 19:57
  • カテゴリー:読み物

デイトレードで勝っている投資家は、現物より一瞬早く動く日経平均225先物の動きを見て、後出しじゃんけんで現物株をトレードしているので、高い確率で勝つことができる

へぇそうなのか。一度じっくり研究してみよう。引用は、吉川英一著「一生お金に困らない個人投資家という生き方」(ダイヤモンド社、12年)から(p133)。

平成史

  • 2018/08/05 06:34
  • カテゴリー:読み物

政治家はオリンピックを開催すれば、景気が上向くという。でもオリンピックなんて、どう見ても不透明な未来をごまかすための刹那的なイベントに過ぎない。そう考えれば、優良な企業が手を出さないのは当たり前ですね(略)。そんなインチキに群がるのは、切羽詰まった企業と、次に当選できるかわからない政治家だけ。

図書館の新着本コーナーにあった「平成史」(小学館、18年)から(p279)。アマゾンでの同書の内容紹介には、「同時代に生きる作家・佐藤優氏と慶應大教授・片山杜秀氏が政治、経済、事件、文化を縦横無尽に語り尽くす。」とある。同世代お二方の対談、たいへん興味深く読んだ。

佐藤氏が出演する「深読みジャパン」(文化放送、くにまるジャパン極、奇数週の金曜)は、ここしばらく、だいたい聴いている。一方、片山氏の「クラシックの迷宮」(NHK-FM、日曜)の方は、マニアック過ぎて最後まで聞く回は珍しい。時折たいへん面白い回もあるが。今夜のタイトルは「ジャンヌ・ダルクとコロンブス~ポール・クローデルの音楽遺産」とある。これ、どんなんだろうか。

総特集◎高畑勇の世界

  • 2018/08/05 06:19
  • カテゴリー:読み物

宮崎駿が初のシリーズ演出を務めた『未来少年コナン』(1978年)では、宮崎が渾身の第8話を作り上げ力尽きた直後の第9話・第10話の絵コンテ・演出を担当、宮崎への側面援助を果たした。この助力がなければ『コナン』はあのように見事な大団円を迎えられたかは危うい。

と、五味洋子氏が書いている。ユリイカ7月臨時増刊号第50巻第10号・通巻725号(青土社、18年)の「TV における高畑勇の仕事」から(p77)。巻末の高畑勲略年譜(p331)には、テレビ『未来少年コナン』絵コンテ(第7・9・10・13・20話)、演出(第9・10話)、とある。

なお、この巻の副題は、総特集◎高畑勇の世界『太陽の王子ホルスの大冒険』『アルプスの少女ハイジ』『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』『かぐや姫の物語』…アニメーション監督の軌跡、と、やたら長い。

ミニマリストという生き方

  • 2018/08/04 07:27
  • カテゴリー:読み物

さまざまなディスカッションの場で、マズローを持ち出す人が一定数いることが、いつも気になっていた。

あの五段階のピラミッドそのものが、もしくはそれに類したイメージが、世の人を駆り立てる強力なエンジンになっているのかもしれない。

引用は、辰巳渚著「ミニマリストという生き方」(宝島社、16年)から(p202)。

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