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カテゴリー「読み物」の検索結果は以下のとおりです。

組織戦略の考え方

  • 2020/07/15 05:37
  • カテゴリー:読み物

真剣な評価のまなざしと、「頑張ったね」という誠意あるコトバのやりとりが重要

沼上幹著「組織戦略の考え方」(ちくま新書、03年)、第4章「欲求階層説の誤用」の「カネもポストもないけれど」から(p96)。あなたのことをいつも見ていますよと直接間接に相手(部下)に伝える。それで人は動く。というか、そういう関係を構築することがチームづくりでは大切であることを著者の指摘であらためて知った。最初は、「知的武装講座」(プレジデント社)という本で読んだ。

沼上幹氏の欲求階層説云々が、金井壽宏著「働くみんなのモティベーション論」で引用されているのを見て、この「組織戦略の考え方」のことを思い出した。図書館(県立)では開架にはなく、書庫にしまわれていた。

モティベーション論(サイト内)

黒い同盟

  • 2020/07/13 06:55
  • カテゴリー:読み物

自由や民主主義、人権を重んずる米国が、カショギ記者殺害に見られるような、サウジ国内の人権問題、あるいは2015年3月から開始された非人道的なイエメン空爆について批判することはない。

宮田律著「黒い同盟-米国、サウジアラビア、イスラエル-反イラン枢軸の暗部」(平凡社新書、19年)から(p12)。サウジアラビアは米国製の武器を買ってくれる大切なお客様だ。ちょっとくらい気に食わないことをしても目くじら立てたりしない。ご都合主義で中東での同盟国をころころ変えて来た、米国の歴代大統領の頭にあるのは、いつでも、自国の軍需産業に利益をもたらすかどうかということだ。戦争は景気を刺激するカンフル剤。他国に武器を買ってもらうだけでは飽き足りず、もちろん、自ら戦争に出かけて行くこともある。

# 米国、イギリスの武器輸出先(表、p45)、第4章「9・11をめぐる奇妙な関係」ビンラディン一族と親しかったブッシュ・ファミリー(p155)、ボーイング、ロッキード・マーティン、ジェネラル・ダイナミクス、レイセオン(p212)。地上イージス計画停止(サイト内)。陸上イージスの運用費5000億円超、レーダーはロッキード製(18/7/30)

事実vs本能

  • 2020/07/11 07:06
  • カテゴリー:読み物

私たちが直面しているのは、ヒトの脳が狩猟採集の旧石器時代に生き延びるように「設計」されており、「とてつもなくゆたかで平和な時代」のリベラルな価値観とさまざまな場面で衝突するという「不愉快な事実(ファクト)」なのです。

橘玲著「事実vs本能-目を背けたいファクトにも理由がある」(集英社、19年)、そのあとがきから。本書は、主に、週刊プレイボーイの連載コラムで構成されている。

橘玲(サイト内検索)。官公庁こそがベタな日本的雇用の総本山(p189)、真っ白なシャツに黒いしみがつくとすごく目立つ(p252)

手帳と日本人

  • 2020/07/10 06:32
  • カテゴリー:読み物

手帳は「慣れ」の比重が大きい(略)。数十年にわたって同じ年玉手帳を愛好した利用者が、それと同じもの、似たものを求めるようになって何ら不思議ではない。

年玉手帳という呼び方があるんだな。年末になったら用意される、社名ロゴの入った翌年分の手帳。社員向けだったり、販促の一環で取引先などに配られたりする。引用は、舘神龍彦著「手帳と日本人」(NHK出版新書、18年)から(p77)。図書館の棚に並んでいるのがふと目に留まり借りて来た。

おれも御多分に洩れず同じ手帳を使い続けてきた。学生時代から数えて計37冊。月曜始まり、見開き二週間、Pilot製。「慣れ」とは恐ろしいもので、そのフォーマットでないとスケジュール管理は心許ない感じがしたものだ。自分の手帳については何度か書いている、例えば、

きのう東京駅まで歩いたついでに丸善(丸の内店)に立ち寄り、4Fで来年の手帳を買った。1982年版から使い続けて、これで35冊目になるパイロット製。今の商品名は colete Diary Weekly A、来年の型番は PDL-D16A。価格が改定された。82年のは 150円、88年 200円、92年 250円、09年 300円と、50円刻みで上がって来て、そして、16年版は 350円になった。82年版を150円で買った頃、あの街のバス均一区間は確か90円だった。今、都バスは現金払いなら210円、手帳は350円。バス均一区間とこの手帳、今も昔も、価格比は 3/5 で同じだ。(2015/12/18 05:37、来年の手帳 PDL-D16A)

思うところあって、19年に、3か月を見渡すことができるフォーマットに切り替えた。A4紙2枚、手作り。今年は2年目になるけれど、特に支障なく手帳ライフ(笑)を楽しんでいる。「慣れ」なんてどうにでもなるものかもしれない。

手帳をつくる、19年版(サイト内)

日本人というリスク

  • 2020/07/08 05:32
  • カテゴリー:読み物

経済学的に見れば、国家とは再配分の機能であり、お金を吸収しては吐き出すパイプ(導管)のようなもの

橘玲著「日本人というリスク」(講談社+α文庫、13年)から(p119)。著者が、「人生設計論の完成形」と書いている通り、これまで何冊かで展開されて来た、経済合理的な生き方や、経済的自立などに関する話が、この本で集大成されているようだ。

# MSCI世界株(1554)

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