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カテゴリー「読み物」の検索結果は以下のとおりです。

真夏の方程式

  • 2019/02/08 05:39
  • カテゴリー:読み物

好奇心を放置しておくことは罪悪だ。人間が成長する最大のエネルギー源が好奇心だからな

東野圭吾著「真夏の方程式」(文藝春秋、11年)から(p233)。ガリレオシリーズの長編はどれも力作揃い。これはその第三作。残る長編は「禁断の魔術」と「沈黙のパレード」。両方とも市立図書館に予約を入れた。18年刊の「沈黙の~」は、なんと、105人待ち。蔵書数6冊なので、順番が回って来るのは半年後か。

誰が音楽をタダにした?

  • 2019/01/30 21:16
  • カテゴリー:読み物

ある探偵が僕に調査のコツを教えてくれた。まずは文書から。それを当人のところに持って行って話を聞く。その人が別の文書のことを教えてくれる。聞く人と文書がなくなるまで、それを繰り返す

スティーヴン・ウィット著「誰が音楽をタダにした?-巨大産業をぶっ潰した男たち」(早川書房、16年)から(p343)。以前 HONZ で紹介されていたこの本を市立図書館で借りて来て読んだ。

容疑者Xの献身

  • 2019/01/29 22:59
  • カテゴリー:読み物

人脈を頼りに生きていこうとすると、行方を完全にわからなくすることなど不可能に近いのだ。

東野圭吾著「容疑者Xの献身」(文春文庫、08年)から(p249)。ガリレオシリーズの一つ。容疑者Xの first name が随分なじみのある名前なので親近感を持って読んだ。

祈りの幕が下りる時

  • 2019/01/17 18:45
  • カテゴリー:読み物

一方向から見ているだけでは、本質はわからないってことだ。人にしても土地にしても

東野圭吾著「祈りの幕が下りる時」(講談社、13年)から(p149)。加賀恭一郎シリーズ第10作。事件が発覚するのは4月、東日本大震災後の2012年か13年の4月。加賀が練馬署から日本橋署へ異動して5年が経過している。本作の終わり辺りで、本庁に戻る話が出る。

以前の事件を少しおさらいしておこう。日本橋署への異動のすぐ後、6月に、第8作の事件が起きた。異動は5年前なので、07年か08年の6月のことだ。それは、第7作と第9作にはさまれている。それも第7作の最後に語られる父隆正の死から第9作の事件までに2年(三回忌)が経過。よって、素直に考えると、練馬署時代に銀杏公園の殺人事件(4月半ば、第7作「赤い指」)、翌年異動して、小伝馬町の殺人事件(6月、第8作「新参者」)と、さらに次の年、日本橋の殺人事件(11月、第9作「麒麟の翼」)、と三年続けて、加賀は難解な事件の解決に貢献したことになる。

麒麟の翼

  • 2019/01/16 06:46
  • カテゴリー:読み物

もし世の中を甘く見ているのなら安心だ。どこにも光がないと絶望しているほうが、余程心配です

東野圭吾著「麒麟の翼」(講談社、11年)から(p210)。加賀恭一郎シリーズ第9作。加賀は、前作「新参者」と同じく日本橋署に勤務する警部補。

この第9作は、どうやら11月頃の話のようだ。「本格的な冬は、もうすぐそこ」(p264)だが、軽井沢にはまだ雪が積もっていない(p268)。東京では、ダウンジャケットは丸めて抱えられている(p47)。11月だとすると、加賀の父、隆正の命日は12月ということになる。三回忌法要について相談する際、「命日は来月の第三水曜日」(p5)とある。よって、第7作「赤い指」の最後に語られる隆正の死は、二年前の12月だろう。それは、同作で起きる銀杏公園の事件(「四月半ば」)より後のことだ。第7作から第9作までに二年が経過。その間に、加賀は練馬署から日本橋署に異動になり、第8作「新参者」で小伝馬町の殺人事件を担当する。その事件は6月に起こった。

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