習慣の力
- 2019/08/11 06:40
- カテゴリー:読み物
習慣がどのように働いているかがわかれば(きっかけ、ルーチン、報酬を特定できれば)、習慣を支配する力を手に入れることができる
チャールズ・デュヒッグ著「習慣の力」(講談社、13年)から(p381)。HONZ の書評を読んで興味を持った。おしまいに「付録-アイデアを実行に移すためのガイド」が付いている。これがなかなか良い。
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習慣がどのように働いているかがわかれば(きっかけ、ルーチン、報酬を特定できれば)、習慣を支配する力を手に入れることができる
チャールズ・デュヒッグ著「習慣の力」(講談社、13年)から(p381)。HONZ の書評を読んで興味を持った。おしまいに「付録-アイデアを実行に移すためのガイド」が付いている。これがなかなか良い。
成果を上げるための八つの習慣について述べてきた。もう一つおまけを加えたい(略)。聞け、話すな、である。
最寄り図書館で借りて来た、ドラッカー名著集[1]「経営者の条件」(ダイヤモンド社、06年)の序章から(p15)。当家の書棚にかつて並んでいたのは、95年版ドラッカー選書[1]だった。それにはこの章はなかった。04年の論文 "What Makes an Effective Executive" が充てられたのだとか。
その「八つの習慣」とは、1) なされるべきことを考える、2) 組織のことを考える、3) アクションプランをつくる、4) 意思決定を行う、5) コミュニケーションを行う、6) 機会に焦点を合わせる、7) 会議の生産性をあげる、そして、8) 「私は」でなく「われわれは」を考える。以前に書いたリーダーの役割三つからさらに踏み込んで方策を示しているように思う。
# リーダーの条件(サイト内)
それはね、誠意です。
東野圭吾著「マスカレード・ナイト」(集英社、17年)を読んだ。シリーズ第三作、この話は凝り過ぎのように思う。
引用(p113)は、主人公新田が言う、能勢刑事に対する評だ。この言葉でかつての上司の顔が思い浮かんだ。K社時代の開発室長。事業開発のいろはや、契約などの実務、あるべきリーダーシップなど多くのことを教えてもらった。顧客や事業に接っする際のモットーを訊ねたことがあった。その時に同じような応えが返って来た。彼の表現は誠実だった。その後、とんとんと出世して経営トップまで昇り詰めた。開発室で直接教えを乞うたのはおれが最後となった。
自衛隊の中で、最も訓練の制約が大きいのが航空自衛隊であろう。訓練空域はきわめて限られている(略)。練習場がないのに、キャッチボールとバットの素振りだけで国際試合に出される野球チームのようなものだ。
中村秀樹著「自衛隊が世界一弱い38の理由」(文藝春秋、09年)から(p133)。本書の副題は、元エース潜水艦長の告発。
日韓の関係が悪化する中、偶発的な軍事衝突だけは避けて欲しいと祈る今日この頃、万が一の際の自衛隊の実行力が気になる。まさか、そんな気分になるのは、改憲論議を進めたい現政権の謀略じゃなかろうな。輸出規制などによって韓国を刺激し、あちらの軍の暴走を誘発する。その兆しが少しでも見えたら、国民に話しかける。危なっかしいですよね、自衛隊には十分活躍してもらわねばなりません、それには改憲が必要です、国民の皆さん、そうですよね、と。そういうマッチポンプ的シナリオを誰かが描いているとしても不思議ではない。桑原桑原。
顧客の創造とは(略)、ビジネスを通して新しい社会を形成するという自由意志の実践のことである。また、別のいい方をすれば、イノベーションを生み出せということでもある。
だからだろうか、新規事業の開発を担当する方にはドラッカー・ファンが多いのは。多いと言っても漠然とした感触に過ぎないが。引用は、菊澤研宗著「ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー」(祥伝社新書、15年)から(p112)。かつて、ドラッカー著「経営者の条件」(ダイヤモンド社、66年)をよく読んだ。"The Effective Executive" がその原題。ここで言うエグゼクティブは、必ずしも企業の経営者を意味しない。菊澤氏は、「組織において自らの自由意志を行使するような人」と記している(p130)。
# Peter Ferdinand Drucker (1909-2005)