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カテゴリー「読み物」の検索結果は以下のとおりです。

眠りの森

  • 2018/12/23 07:51
  • カテゴリー:読み物

そういう仕組みになっているからです。器械体操なんかで、人間ピラミッドというのがあるでしょう。あれをやる時に一番辛いのは、最下段をする者たちです

人々の多くは、疲れている、精神的にも金銭的にも(バレエを見る)ゆとりはない、それはどうしてかと主人公の加賀がそう説明する。東野圭吾著「眠りの森」(講談社文庫、92年)から(p139)。加賀恭一郎シリーズ第2作(初出89年)、この時点で、加賀は本庁捜査一課の刑事。大学卒業後に中学の教師になり、その後、警視庁の刑事になったことが語られる(p148)。

定年後(岩波新書、07年)

  • 2018/12/20 19:58
  • カテゴリー:読み物

日々の経済ニュースにふれて「もう、そんなことどうでもいいや」と思えるようになるまで、定年から十年を要したという。

加藤仁著「定年後」(岩波新書、07年)から(p74)。その部分の小見出しに、「勤め人モードの払拭」とある。別の何かで知ったのだが、懲りないオッサンたちは、会社を辞めても、上から目線や、命令口調、男尊女卑、派閥づくりなど、そういう悪弊から抜け出せないのだとか。

卒業

  • 2018/12/20 07:33
  • カテゴリー:読み物

しきりにそれに関する質問をしてくる。まるで話上手とは相手の自慢話を聞くことだということを心得ているかのようだ。

東野圭吾著「卒業-雪月花殺人ゲーム」(講談社、86年)から(p256)。映画版「祈りの幕が下りる時」を観る機会があり、加賀恭一郎シリーズの原作を最初から読みたくなった。この「卒業」は、年末年始(市立図書館の休館期間 12/17-1/10)に読もうと何冊か借りて来たうちの一冊。主人公の加賀がまだ大学生の頃のお話。

図書館学の五法則

  • 2018/12/18 06:34
  • カテゴリー:読み物

沖縄県立図書館が、12/15(土)、那覇バスターミナルのビルに新たに開館。さっそく訪ねて何冊か借りて来た。帰りがけに、記念品のトートバッグをもらった。それには英文の詩のようなものが印刷されている。The Five Laws of Library Science, S. R. Ranganathan とあり、調べてみると、「図書館学の五法則」と言われているようだ。5行から成る。

  1. Books are for use.
  2. Every reader his or her book.
  3. Every book its reader.
  4. Save the time of the reader.
  5. A library is a growing organism.

何を言っているのか、にわかに理解できなかったりするが、4. に至ってこれは図書館スタッフの行動規範ということが判る。これをプリントしてユーザに配るのだから、新装オープンした図書館の意気込みを宣言していると見るべきなんだろう。そう踏まえて(意)訳してみよう、例えばこういうのはどうだろうか。

  • 本を読みませんか。
  • どんな本を読みたいですか。
  • 読みたい本は、きっと、ここで見付けられますよ。
  • 私たちが見付ける手伝いをしましょう。
  • 何かあればいつでも相談してくださいね。

定年後(中公新書、17年)

  • 2018/12/17 07:21
  • カテゴリー:読み物

なぜか『3年が一区切りだった』と語る人が多い」という発言にも興味を持った。やはり1年や2年ではなく、また5年という話も聞かない。なぜか1クール3年なのだ(略)。一つの立場で物事をなすためには、3年程度の時間が求められるのだろう。

楠木新著「定年後-50歳からの生き方、終わり方」(中公新書、17年)から(p114)。大工や寿司職人などが一人前になるのに必要な10年程は3年が3クール、大学と大学院で3年が2クール、と、3年の組合せで捉えることができる、そんな風に書いている。

おれにとっての一区切りは、6年でやって来る。周りにもそう言って来たしここにも書いたことがあったと思う。意識し始めたのは、会社での研究所勤めがちょうど6年で終わったときだ。考えてみると、幼少期や、小学校、中高、大学と大学院、6年ずつで計24年。就職して研究所勤めに6年。果たして、その後も6年間が一区切りとなる、事業部へ転勤して6年、結婚して転職の準備とその試行に6年。そして、2005年、42歳の春、再度の転職で新しいシリーズを迎える。ここで、自身のホームグラウンドで本格的な事業づくり、全く未知の領域で事業づくり、各々に、やはり、6年ずつ費やした。今は、還暦に向かう6年間の中にいる。

# クール〖(フランス) cours〗放送で,連続番組の一区切りの単位。一三週(三か月)が一クール。出典:大辞林第2版

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