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カテゴリー「読み物」の検索結果は以下のとおりです。

調べる技術・書く技術

  • 2018/11/04 10:36
  • カテゴリー:読み物

人に会い、話を聞き、文章にする。たくさん読み、たくさん観、たくさん聴く。こんなことを繰り返すうち、知らず知らずに自分が豊かになっている。多少なりとも、ましな人間になっている。

あとがきの直前、「豊かになる」という小見出しを掲げて、著者はノンフィクションの仕事に携わる喜びを書いている。野村進著「調べる技術・書く技術」(講談社現代新書、08年)から(p242)。ましな人間になることを目指す、それは仕事に限らず人生全般に通ずることなのかもしれない。

# 板坂元著「考える技術・書く技術」(73年)

おでんの捨湯

  • 2018/10/21 07:54
  • カテゴリー:読み物

旋盤工やフライス盤工たちは、ちょっと手のこんだものを加工するときに、捨挽きとか捨削りという加工をする。金型職人が捨ゲージをつくり、捨穴や捨絞りの工夫をする。木型には捨ボスや捨桟があり、板金職人は捨張りの工夫がある。

技術書などに書かれていない実践的な現場の工夫に「捨」の字がついたものが多い、と著者は気付く。料理でも、捨湯や捨漬けなどがある。引用は、小関智弘著「働きながら書く人の文章教室」(岩波新書、04年)から(p77)。

仕事が人をつくる

  • 2018/10/20 09:56
  • カテゴリー:読み物

しかしいま、ものづくりが大切だというのは、そういうのとはちがう。かつてものづくり至上主義が生んだ負の遺産を、わたしたちは正視する必要がある。資源の浪費、環境破壊、公害、効率一辺倒の「合理化」や拝金主義。こうした負の遺産を正視したうえで、これからのものづくりを考える必要がある。

小関智弘著「仕事が人をつくる」(岩波新書、01年)から(p134)。

# 木地出しの椅子(p164)

やちまた

  • 2018/10/11 06:51
  • カテゴリー:読み物

子孫のかたもご存じなのはおじいさんの代まででした。まあ、人はだれしもそうでございましょう。たかだか二百年足らず昔のことでも、墓さえわからなくなってしまいます

足立巻一著「やちまた」(河出書房新社、90年、新装版)から(下巻p316)。この大部な上下二巻を通して読むのは十年ぶりだろうか。今回、一週間ほどかけて丁寧に読んだ。だいぶ前に古書店で見た単行本では、写真が豊富に掲載されていた。著者のあとがきにも写真の提供者が紹介されているので間違いない。図書館に予約を入れる際、蔵書は単行本だと判ったので、あの写真が見られるなと楽しみにした。が、この新装版は、文庫本と同じく、写真のページは一切ない。

# 鹵簿、夙に、圭角、諺文、糟糠、忝い、四時、羈絆、題簽、殷賑、慷慨、義門「さし出の磯」、あれゆのち生まれむ人は古ことのあがはり道に草なおほしそ

図書館本、18年9月前半

  • 2018/09/22 06:36
  • カテゴリー:読み物

「火の路」松本清張全集第50巻、文藝春秋、83年
「数学の楽しみ」、テオニ・パパス、ちくま学芸文庫、07年、安原和見訳
「日本全国津々うりゃうりゃ」、宮田珠己、廣済堂出版、12年
「日本全国もっと津々うりゃうりゃ」、宮田珠己、廣済堂出版、13年
「モーツァルトは子守唄を歌わない」、森雅裕、KKベストセラーズ、97年
「決戦!関ケ原」、葉室麟ら共著、講談社、14年
「藤井聡太 名人をこす少年」、津江章二、日本文芸社、17年
「陽だまりの樹」全7巻、手塚治虫、小学館叢書、89年

# 三百坂、ポンチ絵、伊藤義教(1909-1996)

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