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カテゴリー「読み物」の検索結果は以下のとおりです。

ビジネス書大全

  • 2025/03/29 06:02
  • カテゴリー:読み物

成功を目指すならば、成功を支える土台となる、人格をまず構築することが何よりも重要である。

スティーブン・コヴィー著「七つの習慣」の要約はそう始まる。本の要約サービスflier編集部著「ビジネス書大全」(新潮社、2024年)、その第2章「習慣」から(p82)。本書の副題は、必読ベストセラーを超要約!、一生モノの仕事力が身につくビジネス書100冊。

まったくその通りだと思う。まず人格。事業は人なり。

しかし、「七つの習慣」にそんなこと書いてあったかな。何度か読んだけれど、人格云々の話は全く印象に残っていない。また近い内に借りて来よう。

7つの習慣河井寬次郎 住める哲学マネジメントの名著64冊戦略読書ビジネス書図鑑(いずれもサイト内)

日本海海戦

  • 2025/03/15 05:52
  • カテゴリー:読み物

かならずしも全土がロシア領にならないにしても、最小限に考えて対馬島と艦隊基地の佐世保はロシアの租借地になり、そして北海道全土と千島列島はロシア領になるであろう

もし、日露戦争に負けていたらそんなことになっていた。当時の国際政治の慣例から見て確度の高い話だとか。引用は、司馬遼太郎著「坂の上の雲」第8巻(文春文庫、1999年、新装版)から(p93)。

実際、日本は、ロシアに勝ち、領土を奪われることはなかった。しかし、勝つには勝ったのだが、敵が自爆したようなところがあって、「際どい勝利を拾」った、とドラマ「坂の上の雲」の最終回で語られた(3/9、再放送)。

その回では、司令長官の東郷平八郎が、連合艦隊解散ノ辞を読み上げる印象的なシーンがある。勝って兜の緒を締めよと戒める。が、そうはならない。負けたロシア(ソ連)が、大いに反省して軍を立て直し、独ソ戦などその後の戦争を優位に進めたのとは大違い。

日本は、日露戦から何も学ばず図に乗るばかり。結局、太平洋戦争で、こてんぱにやられて敗北する。そして、ロシアではない別の国に、北海道どころか、日本列島すべてを占領されることになる。

ところで、東郷平八郎に扮した渡哲也の薩摩弁はかなり本格的だったようだ。鹿児島出身の同僚が、あれは薩摩の人だと思った、と言っていた。

あの戦争と日本人坂の上の雲第6部独ソ戦(いずれもサイト内)。NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」第26話(終)「日本海海戦(後編)」(NHK総合、3/9 23時)

日米地位協定の真実

  • 2025/03/13 05:56
  • カテゴリー:読み物

日本とジブチが結んだ地位協定では、公務中であれ公務外であれ、ジブチはいっさいの裁判権を持たず、日本側がすべての裁判権を行使することになっています。

そんなことになっているのか。松竹伸幸著「<全条項分析> 日米地位協定の真実」(集英社新書、2021年)から(p161)。

ある人から聞いた話。その人の知人で自衛隊に勤める人が、駐ジブチ隊に配属されていた時期があったと。哨戒機の搭乗員だとか。自衛隊がアフリカ北東部のジブチ共和国に出張っていることは何となく知ってはいたけれど、その話を聞いて、あらためて、自衛隊がジブチに恒常的な基地を置いていることを認識したのだった。

それ以上深くは考えなかった。が、基地を置いているなら地位協定だ。日本とジブチとはそれを結んでいる。自衛隊は、国際法的に見て、軍隊であることは明らかなので当然そうなるということ。この本でそれを知った。

それも、引用部分のように、かなり不平等な内容になっている。日米の地位協定は、日本が今でも敗戦後の占領下にあるような内容になっている。その腹癒せにジブチに、もっと酷い地位協定を押し付けたのだろうか。

日米地位協定の改定検討を進めるには、ジブチとの不平等な地位協定をそのまま放置するわけにはいかないだろう。

地位協定日本は戦争をするのか(いずれもサイト内)

治安は悪化しているのか

  • 2025/03/09 06:05
  • カテゴリー:読み物

歴史的に見て暴力は確実に減少している。しかも、数千年、数百年、数十年というどの時間尺度をとってもそうなのである。

スティーブン・ピンカー著「暴力の人類史」は、「説得力のあるデータ」によってそれを詳らかにしているのだとか。引用は、澤畑塁氏によるコメントから。ノンフィクション書評サイトHONZの最終回に掲載されている。

このピンカーの著作、最寄り図書館に蔵書されていることを確認。近い内に借りて来ようと思う。とりあえず予約かごに入れた。

それが一昨日のこと。そして昨日、在京六紙の社説、一週間分を眺めていると「治安情勢が悪化 犯罪対策が効いていない」というタイトルがあった。3/3付け産経新聞。

「国民の体感治安が悪化」、それだけでなく、実際に犯罪数が増加していることをその社説は伝えている。警察庁の統計によると、刑法犯の発生件数は前年を5%ほど上回り、「新型コロナ禍以前の水準にほぼ戻ってしまった」と。

殺人や強盗などの凶悪犯罪の場合、昭和期には年1万件あったのが、平成には6千件、令和に入って4千件、と減少傾向にあった。大きな流れとして、そう記憶している。

あらためて統計を見た。凶悪犯罪は、令和元年から4年まで、その発生件数は4千件台だったのが、5年は、5,750件、昨年6年は、7,034年と、2年間で大きく増えている。

ピンカーも言うように長い目で見ると下り坂なのだろう。が、これから先、数年ほどは犯罪増が続き、平成14、15年の頃のようなピークを、また、形成するのかもしれない。

さて、3/3週の六紙社説は、そのほかに、米ウクライナ会談決裂、出生数最少72万人、米自動車関税、高額療養費、予算案衆院通過、トランプ氏の議会演説、岩手の山火事、兵庫県百条委報告と斎藤知事、国際女性デー、中国全人代、などを話題にした。

六紙社説、社会不安高めるSNS悪用(いずれもサイト内)。2011-2024 この13年間における最高の一冊(2024/7/15)|HONZ、犯罪統計|警察庁

イスラエルとユダヤ人

  • 2025/03/06 06:06
  • カテゴリー:読み物

どのような状況になっても自暴自棄になってはいけない。その場所で、許された条件の範囲内で、この世の終わりの日に備えて、できるだけのことをするのだ。

かつてソ連の強制収容所へ送られたユダヤ系の友人がそう話したとか。佐藤優著「イスラエルとユダヤ人~考察ノート」(角川新書、2020年)から(p224)。

イランの中距離弾道ミサイル「シャハブ3」は北朝鮮の弾道ミサイル「ノドン2」のコピーである、この話が一度ならず登場する(p240、269など)。

佐藤優(サイト内)

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